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浅草東洋館がお届けする「浅草」コラム 第二弾

当ブログをご覧のみなさま、いつもお世話になっております。
浅草大道芸【オフィシャルブログ】の暫定・名物候補、不定期コラムでございます。
今回お届けいたしますのは、今村直貴氏の『浅草東洋館がお届けする「浅草」コラム』でございます。
今回は、数多くの演芸・芸人を見ている今村氏ならではの、溢れる情熱と熱い思いを感じました。
熱意ある文章を書いて頂いた今村氏に、この場を借りて御礼申し上げます。

それでは皆様、お楽しみ下さい。

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「昔、“ビートたけし”が、ここにいたんでしょう?」
東洋館の前身であるフランス座に関する質問をお客様から頂く機会が非常に多いです。
そのほとんどが、上記のような“ビートたけし”さんについてのもの。
最近入社した20代のスタッフも“ビートたけし”さんの話題になると目を輝かせます。
世代を問わず、これだけ多くの人を惹きつける魅力はいったい何なのでしょうか?

フランス座は舞踊中心の上品なストリップと幕間の爆笑コントを売り物にしていました。しかし、ストリップが目当てのお客からすれば幕間のコントは時間調整の出し物に過ぎないので、痛烈なヤジが飛ぶこともしばしば。
そんな悪条件の中から、最終的にはそのコントを目当てに来場するお客が増えるまでに満足させ、認めさせたのです。
“求められていない環境でも切り拓く”
この歴史と“ビートたけし”さんの魅力、何か共通するものを感じます。

フランス座とは内容こそ違いますが、現在、東洋館に出演している若手の芸人にとって浅草という土地柄、年配のお客が極端に多い状況は、当時と同じような悪条件と言えるかもしれません。
さらにその中に演芸・お笑いに興味があり、演芸場に足を運んで生の舞台を楽しみたい!という方がどれくらいいるのでしょう?
特定の出演者が目的ではなく、純粋な、演芸・お笑いファンは?
先日、私の知り合いがこんなことを言っておりました。
「どうしてそんなに演芸・お笑いにこだわる必要があるのか?特に自分から求めなくても日常の生活で自然発生的に笑うことはあるし、それで十分。もし笑うことが無く一日が終わったとしてもそれはそれでいい。笑うこと以外にも楽しいことはたくさんある。」
と・・・。
一般の方の考えが、これと同様もしくは限りなく近いとなると・・・絶句するしかありません。

なぜ演芸・お笑いに対する認識が今ひとつなのか?
簡単にやっているように見えるので“芸術”として捉えている方はとても少なく、あくまで“余興(その場限りの戯れ)”と考えられてしまう場合が多いのではないでしょうか。
“戯れ”には、
・本気になってやったものではなく、軽い気持ちでしたこと
・おもしろいことを言ったりして、しばらく時間をつぶすこと
のような意味があるのですが・・・このように捉えられてしまうのは、この世界に身を置く者にとっては宿命でもあるのですが、多少の寂しさもつのります。
特に落語以外の、漫才・漫談・コント・マジック・曲芸・腹話術など「いろもの」と呼ばれる演目について、その傾向が強いと感じています。
芸人によっては、そんな“芸術”だなんて深く考えられてもやりにくいと思うかもしれませんが、いよいよこのことを誰かが声を大にして、あえて言わなければならない事態にまで追い込まれている気さえしています。
“芸術としての演芸・お笑い”を確認できる場として、生の舞台を提供していくことがこれからの課題。
演芸・お笑いの価値が、もっと多くの人に認められるべきだと私は思います。
と同時に“ビートたけし”さんのような時代を切り拓く芸人が東洋館から生まれることを期待しています。

浅草東洋館
今村直貴

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2011/11/20 19:58 | コラムCOMMENT(0)TRACKBACK(0)  TOP

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